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院長の一言

歯石取りと料金

新年、明けましておめでとうございます!
皆さま、どのようなお正月をお迎えでしょうか?

昨年は、多くの患者さまに支えられながら診療を行うことができましたこと、心より感謝申し上げます。当院を信頼してご来院いただき、皆さまの笑顔と健康を守るお手伝いができたことを、スタッフ一同、何よりの喜びと感じております。

今年も、地域の皆さまに「安心して通える」「信頼できる」歯科医院であり続けられるよう、これまで以上に努力してまいります。
また、予防歯科の充実や新しい治療技術の導入にも積極的に取り組み、患者さま一人ひとりに最適なケアをご提供できるよう努めてまいります。

さて、今回は歯石についてお話していこうと思います。
よく、歯石は歯医者さんに行かないと取れない、と言いますが、本当のところどうなのでしょうか?
結論から言うと、ご自身で取ることはできません。専門の治療が必要となります。
これから詳しく説明させていただきます!

[歯石とは何か?]

歯石は、歯垢(プラーク)が唾液中のミネラルと結合して硬くなったものです。歯ぐきの上にできる白い歯石を「歯肉縁上歯石」、歯周ポケット内にある黒い歯石を「歯肉縁下歯石」と呼びます。歯石は歯ブラシだけでは除去できず、専門的な治療が必要です。

[歯石の種類]

  1. 歯肉縁上歯石(Supragingival Calculus)

特徴: 歯肉(歯ぐき)の縁の上に形成されるためこの名前がついています。一般的には白または黄色がかった色をしており、見た目でも比較的簡単に識別できます。
形成場所: 歯の表面、特に唾液の出口付近(例えば下顎の大臼歯の舌側や上前歯の唇側)に多く見られます。
原因: 主に唾液中のカルシウムやリン酸塩がプラークに結合し、硬化することで形成されます。
予防・対策: 良好な口腔衛生管理が重要です。特に、歯の表面を清潔に保つための毎日の歯磨きとプラークコントロール。

  1. 歯肉縁下歯石(Subgingival Calculus)

特徴: 歯肉縁下、つまり歯肉の下に形成されるため名前がついています。色は黒っぽく、歯肉の中にあるため外から見えにくいです。
形成場所: 歯肉縁下の歯周ポケット内で形成され、歯周病の進行と共に深部に広がっていきます。
原因: 歯周ポケット内の細菌がミネラルと反応して形成されます。歯肉が腫れていると、プラークがポケット内で蓄積しやすく、歯石に変わります。
予防・対策: 定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニングが非常に重要です。自己管理では限界があり、専門家によるスケーリングが必須となります。

注意点:どちらの歯石も自己除去は困難であり、専門的な器具と技術が必要です。自己流の除去を試みると、歯肉を傷つけたり、歯のエナメル質を損傷する可能性があります。
歯石は一度形成されると自然に消えることはなく、取り除かれるか、定期的にクリーニングを行う必要があります。

これらの知識を持って、自分の口腔ケアを行うことで、歯石の形成を抑制し、歯周病のリスクを低減することができます。

[歯石取りとは?]
歯石取り(スケーリング)は、歯と歯ぐきの間にたまった歯石やプラークを取り除く治療です。歯石は、ブラッシングだけでは落とすことができず、そのままにしておくと歯周病や口臭の原因になります。定期的な歯石取りで、健康なお口を保ちましょう!

[料金の目安]
歯石取りの料金は、保険診療か自由診療かによって異なります。当院では、以下のような料金体系でご提供しています。

保険診療

初診料や再診料などを含めて、3割負担の方で 1,000~3,000円程度 となることが一般的です。
歯石の量や状態によっては数回に分けて治療を行う場合があり、その場合はその都度の診療費が発生します。

おすすめのケアプラン
・初めて歯石取りをされる方
最初に保険診療でしっかりと歯石を取り除き、その後、定期的なメンテナンスを行うのが一般的です。

・歯の美しさを保ちたい方
定期的なクリーニングに加え、自由診療でのホワイトニングや専用のケアを組み合わせると、見た目も健康もより良い状態に!

[歯石取りのメリット]

歯周病の予防: 歯石は細菌の温床となり、歯周病を進行させる原因となります。歯石を除去することで、歯周病のリスクを軽減できます。
口腔内の清潔: 歯石がなくなると、口内が爽快になり、悪臭の原因も取り除けます。
見た目の改善: 歯石が溜まっていると見た目が悪くなりますが、除去することで笑顔が美しくなります。

[歯石取りのデメリット]

出血と痛み: 特に歯肉縁下歯石の除去では、歯ぐきが腫れている場合に痛みや出血が伴うことがあります。
治療時間: 一回で全てを除去するのは難しく、何度か通院が必要になる場合があります。
一時的な効果: 歯石は再び溜まるため、定期的なクリーニングが必要です。

[歯石取りのプロセス]

初期診断: まずは歯科医師が口腔内の状態を確認します。
スケーリング: 専用の器具を使って、歯石を物理的に除去します。
ポリッシング: スケーリング後の歯面を滑らかにし、新たなプラークの付着を防ぎます。

[歯石の予防方法]

歯石の予防は、口腔内の衛生を保つことで可能です。以下に具体的な予防方法を挙げます:

  1. 毎日の歯磨き

ブラッシングの頻度: 朝と夜、できれば食後にも歯を磨きましょう。
方法: 歯ブラシを45度の角度で歯肉のラインに当て、軽く押しながら歯と歯の間や歯の裏側も磨きます。特に、歯と歯肉の境目や歯の隙間は、歯石が付着しやすい場所です。
歯ブラシの選択: 自分の口腔環境に合った歯ブラシを選びましょう。柔らかいブラシが歯茎を傷つけにくいです。

  1. デンタルフロスや歯間ブラシの使用

歯と歯の間: デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシでは届かない部分のプラークを取り除きます。これにより、歯石の原因となるプラークの付着を防ぐことができます。

  1. マウスウォッシュ

殺菌効果: フッ素や抗菌成分が含まれているマウスウォッシュを使用すると、細菌の増殖を抑え、口腔内の清潔を保てます。

  1. 食事の内容とタイミング

健康的な食事: 砂糖や酸性の強い飲食物を控え、野菜や果物を多く摂ることで、唾液の分泌を促し、口腔内の自浄作用を助けます。
食後のケア: 食後すぐに歯を磨くのが理想的ですが、それができないときは、少なくとも水を飲んで口をすすぐと良いでしょう。

  1. 舌の清掃

舌苔の除去: 舌にも細菌が繁殖しやすいので、舌ブラシや歯ブラシで優しく舌を清掃しましょう。

  1. 定期的な歯科検診

プロフェッショナルケア: 少なくとも年に一度、できれば半年に一度は歯科医でプロフェッショナルクリーニングを受けると、自分では取り除けない頑固なプラークや初期の歯石を除去できます。

  1. 喫煙の回避

タバコの影響: 喫煙は口腔内の乾燥を招き、歯石の形成を促進します。禁煙は歯の健康だけでなく、全体的な健康にも良いです。

  1. 口呼吸の改善

鼻呼吸の推奨: 口呼吸は口腔内を乾燥させ、細菌が増えやすくなります。アレルギーなどの問題がある場合は、適切な治療を受けて鼻呼吸を促進しましょう。

これらの方法を日々の生活に取り入れることで、歯石の予防が可能になります。また、自分の口腔環境について知り、必要に応じて歯科医の助言を求めることも重要です。

いかがだったでしょうか?

歯石取りは、歯の健康を守る第一歩です。当院では、患者さまの状態に合わせた最適なプランをご提案いたします。初めての方でも安心してご来院いただけるよう、丁寧に説明しながら治療を進めます。

料金について詳しく知りたい方や、どのくらいの期間で治療が完了するのか気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

いかがだったでしょうか?
新しい年も、皆さまの健やかな生活をお支えできるようお手伝いをさせていただければ幸いです。何かお困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにとって2025年が笑顔と幸せに満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

新年の診療は、1月6日(月) からスタートいたします。ご予約やお問い合わせは、電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ!

今年も皆さまのご来院をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします!

佐藤 義博

こんにちは。JR武蔵境駅、南口徒歩1分「さとう歯科クリニック」院長の佐藤義博です。 私は富山県魚津市にて生まれ育ち、東京医科歯科大学にて博士号を取得しました。 東京都武蔵野市には祖父の家があり、2002年からこちらに住みはじめました。緑豊かで、素晴らしい町だと思います。 治療技術を研鑽すべくいくつかの歯科医院にて修業を積み、微力ながら愛する武蔵野市に地域貢献を果たすため開業いたしました。 多くの方々に愛される歯科医院を目指していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

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