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歯科衛生士の一言

歯のホワイトニング。メリットとデメリットとは?

こんにちは! 歯科衛生士の佐藤です。
2月ももうすぐ終わり。だんだん暖かくなってきましたね。
きれいな梅の花をあちこちで見かけて、癒される今日この頃です。

春のお休みが終われば、新入学、新入社など、新たな出発、出会いが待っている事も。
そんなとき、少しでも清潔感のある、きれいな自分になりたいと思う物ではないでしょうか。
歯のホワイトニングを検討される方もいらっしゃると思います。
現在は、ホワイトニングはとても身近になっており、たくさんの方がホワイトニングの施術を受けられています。
でも、初めてでちょっと不安、歯に悪かったり、痛いのでは? と心配になりますよね。

今回は、歯のホワイトニングのメリットとデメリットについてご紹介いたします!

ホワイトニングってどんなもの?

ホームホワイトニング

ホワイトニングは、専用のお薬をつかって歯のエナメル質の着色を分解して白くする治療方法です。
エナメル質とは、歯の一番おもて側の部分です。
普段のお食事、喫煙などの習慣で定着してしまった黄ばみをきれいに落とすことが出来ます。
繰り返すことでより白さを安定させることが出来ますが、1回のホワイトニングでは効果が見られにくいケースもあります。
より高い効果を得るポイントは、施術前に、クリーニングなどで歯表面の汚れをしっかりと落とすことです!

「ホワイトニングをすると、歯が弱くなるのでは?」
そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。

ホワイトニングによって、歯が弱くなったり、むし歯になりやすくなることはありません!

ホワイトニングのお薬は、熱や光で活性化され、酸素と水に分解します。
この分解された酸素が、歯の内部の象牙質まで浸透し、中の色素と反応して、歯を白くします。

ホワイトニングを行なっても歯の構造は変わらないため、歯が溶けたりもろくなることはありません。

ホワイトニングによって歯がしみるのは、お薬による刺激が、歯のうすい部分や亀裂が入っている場所から入り、神経に刺激が伝わるためです。
一時的な症状ですので、歯にダメージを与えることはありません。

メリットは?

・白くきれいな歯で清潔感があり、好印象を持たれる

・自分に自信が持て、自然な笑顔が手に入る

・クリーニングも同時に行うので、口の中が綺麗になる

・メンテナンスの意識が高まり、結果的に口の中が健康になる

もちろん個人差はありますが、人間の歯は、もともとやや黄色味がかっています。
歯科医院でのクリーニングで、自然な歯の色を取り戻すことができます。
ホワイトニングは、より白い歯を手に入れるための治療です。

デメリットは?

・一時的な痛みや知覚過敏が生じる場合も

・歯の質によっては、あまり白くならないことも

・治療後は、みかんなどの柑橘系の食べ物、梅干しなど酸性の食べ物、紅茶や赤ワインなどは避ける必要あり

最近のホワイトニングのお薬は、体への負担が軽減されていますが、敏感な方は施術が終わっても痛みが長引くことがあります。
ホワイトニングの効果は永久的ではなく、多くの場合は、治療後に多少の後戻りがあります。
白い状態を維持していただくためには、定期的なチェックとメンテナンスが大事です。

ホワイトニングの種類

・オフィスホワイトニング
歯科医院で、歯科医師、または歯科衛生士によって行われる効果の高いホワイトニングです。
唇と歯ぐきを保護した上、歯の表面にホワイトニングジェルを塗り、一定時間、特殊な光を照射します。
最後に知覚過敏予防のためフッ化物で歯を保護して終了します。

・ホームホワイトニング
専用のマウスピースを作成し装着、自宅で進められるホワイトニングです。
マウスピースとホームホワイトニングキットをご自宅へ持ち帰り、自分のペースでホワイトニングを行います。
安定した白さを得ることができます。

ホワイトニング効果の持続期間

 ・毎日きちんと正しい歯みがきができる
 ・定期的に歯科医院でクリーニングを受けることができる
 ・タバコ、コーヒー、紅茶、赤ワイン等を取らない

以上のような場合、1年以上持続します。

 ・歯科医院でクリーニングや検診をあまり受けることができない
 ・研磨剤が配合されていない歯磨剤を使用する(オーガニック系の歯磨剤、歯周病に特化した歯磨剤など)
 ・タバコ、コーヒー、紅茶、赤ワイン等を頻繁に摂取する(電子タバコは色戻りしにくい)

以上のような場合、半年前後持続します。

ホワイトニングによる歯の白さの持続期間には個人差があり、生活習慣が大きく影響します。
定期的に歯科医院でクリーニングすることで長い期間、白さを保つことが出来ます。

受けられない場合も

以下に該当するときは、ホワイトニング施術をできない場合があります。

・無カタラーゼ症の方
カタラーゼとは過酸化水素水を分解する酵素で、過酸化水素水を生まれつき分解する事ができない疾患です。
ホワイトニングのお薬の主成分にはこの過酸化水素水が使われています。
無カタラーゼ症の方にホワイトニングを行うと口の中が大きく荒れ、場合によっては壊死を起こす場合があります。

・妊娠中または授乳中の方
歯に塗布するお薬は、基本的に体内に入っても人体には害はありません。
しかし赤ちゃんは抵抗力が弱いため妊娠中はもちろん、授乳期もホワイトニングの施術は控えた方がよいでしょう。

・矯正中の方、むし歯、歯周病がある方
治療をしてからの施術になります。

より確実に白くしたい!

白さをきちんと定着させたい、後戻りを防ぎたい。
そんな時は、繰り返しのオフィスホワイトニングに加えて、ホームホワイトニングも併用することが効果的です。

効果が高いオフィスホワイトニングでグッと白さを上げ、ホームホワイトニングで白さをキープすることができます。
芸能人やアイドルの方など、つねにお口元が白く明るい方は、定期的にメンテナンスに来院されています。

いかがでしたでしょうか?
ホワイトニングは安全でお手軽に、歯へのダメージもなく歯を白く美しくすることができる治療です。

上のお写真は、当院でオフィスホワイトニングを1回施術した前後です。
こちらは高い効果が得られました。とても綺麗になっています! 自信をもって笑顔になれますね。

当院では1回目の施術を3300円(税込)と、かなり価格を抑えております。
担当の歯科衛生士によくご相談の上、安心して施術をスタートしていただければと思います。是非お気軽にご相談ください!

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