オンライン予約はこちら⇒WEB予約 年末年始のお休みのお知らせ 令和6年12月28日(土)~令和7年1月5日(日)

出来る限り、痛くない、削らない、抜かない。

「痛くない歯医者」を実践しています。
歯は一度削ってしまうと元には戻りません。歯を削って詰め物や被せ物をつけると、歯と詰め物などの間にわずかなすき間ができやすく、そこから虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
さとう歯科クリニックでは、一生自分の歯で過ごせるように、なるべく削らない・抜かない治療に取り組んでいます。
また、多くの方がお持ちになる「歯医者は痛い」というイメージをなくすために、出来る限り痛みを抑えた治療を心がけています。
生涯を健康に過ごすために、お身体と心にやさしく配慮いたします。

むし歯

むし歯は、細菌が糖質をもとに作り出す酸が歯を溶かすことで発生します。歯質、細菌、食べ物の3つの要素に、時間の経過が関係して起きると考えられています。
多くのむし歯は歯の間や奥歯のみぞから発生します。特にみぞの細菌は歯みがきでは取りのぞけません。そのため歯みがきをしていればむし歯が防げるという常識は現在では正しくないことが分かっています。

虫歯の要素1:歯質

妊娠3〜4ヶ月に現れるエナメル質と象牙質を作る細胞が母親から供給されるカルシウムやリンを使い歯を作ります。
むし歯のなりやすさを左右する歯質は一人ひとり異なりますが、歯の再石灰化を促進するフッ化物を利用したり、だ液の分泌を促進するためによく噛んだりすることで、歯質を強化することができます。

虫歯の要素2:糖分

必ずしも甘いものを摂取しているわけでなくても、主食と呼ばれる炭水化物の食品を摂取していれば糖を摂取していることになります。甘いものだけに気をつければ良いというわけではないことにご注意ください。虫歯になるかならないかは普段の習慣によって影響されます。健康的な歯を守るためにはよい習慣を身につけ、普段から虫歯予防に意識を向けることが大切です。

虫歯の要素3:細菌

虫歯の原因は細菌です。虫歯菌はミュータンスレンサ球菌が代表的で、赤ちゃんの頃はほとんど存在していないのですが、歯が生えだし離乳食を食べ始めたりすることで増えていきます。キシリトールやフッ化物を活用して、むし歯の原因となる細菌の活動を抑えましょう。定期的に歯科医院で検診を受けてメンテナンスをすることが大切です。

むし歯の進行

1. 歯の表面にむし歯ができます。歯の表面のエナメル質が溶けはじめます。
2. 歯の表面のエナメル質がさらに溶け、黒ずんでいる状態です。むし歯が神経に近くなり、冷たいものがしみます。
3. エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行した状態です。熱いものがしみて、何もしなくてもズキズキ痛みます。
4. 歯の大部分が溶けてなくなり、歯根まで虫歯に冒された状態です。神経が死んでしまい、痛みを感じなくなります。

虫歯を放っておいたら痛くなくなった。もう大丈夫?

神経が死んで一時的に痛みが消えただけで、最悪の場合、歯を抜くことになってしまいます。まれではありますが、そこから全身に細菌が侵入して全身疾患へとつながる危険性もあります。
まずは予防をしっかり行い、むし歯になってしまったら早めに歯科医院で治療を受けましょう。