こんにちは! 院長の佐藤です。
秋も深まってきました。。。赤や黄色に色づいた街並みは素敵ですね!
最近は天気も良く、週末は外でスポーツや散歩を楽しむのにとても良い時期だと思います。
クリニックには、最近、小さなお子様がたくさんいらっしゃっています。
お子様で多い悩みは、歯並びです。
6歳頃に、はじめの永久歯が生え始めます。
そのタイミングで、「うちの子歯並び大丈夫かしら?」と心配される方も少なくありません。
歯並びの悪さにコンプレックスを感じている方や、お子様の悪い歯並びに悩んでいるご両親もいらっしゃると思います。
歯並びが乱れていると見た目が気になるだけでなく、虫歯をはじめとしたお口のトラブルも起きやすくなります。
なぜ歯並びが悪くなってしまうのでしょうか?
今回は、歯並びが悪くなる原因についてご紹介していきたいと思います!
【歯並びが悪い原因】
≪生活習慣≫
1. 食生活
固いものを避けて柔らかいものばかりを食べる食生活ですと、上下のあごの筋力が十分につかず、あごが小さくなってしまうことがあります。
あごが小さいと歯が生えそろうための十分なスペースが確保できず、歯並びが悪くなります。
2. 指しゃぶり
指しゃぶりを5歳以降も続けると、上あごの骨ごと出っ歯の状態に変形することがあります。
また、前歯が噛み合わなくなったり、異常な出っ歯となってしまいます。
3. 爪を噛む癖
前歯のかみ合わせが悪くなったり、歯がすり減って歯並びが悪くなる事があります。
4. 唇を吸う癖
前歯のかみ合わせが悪くなったり、出っ歯になることがあります。
5. 頬杖をつく
成長期に頬杖をする癖があると、左右のあごのバランスが悪くなり、かみ合わせが悪くなることがあります。
6. 口呼吸
口で呼吸する習慣があると、唇の筋肉がゆるみ、出っ歯になることがあります。
7. 舌癖
舌を歯の裏側に強く押し付ける癖です。前歯のかみ合わせが悪くなったり、歯が全体的にすきっ歯になることがあります。
舌を下の歯に押し付けていると、受け口になることも。
☆以上の様な習慣は、幼児期に矯正する事がとても重要です。
気になるときには歯科医師に相談し、矯正などの対処を検討するようにしましょう。
≪乳歯の虫歯≫
乳歯の虫歯を放っておくことは危険です!
乳歯のむし歯で根っこに病気があると、永久歯はその病巣を避けてはえてきます。
本来の位置よりずれた場所に永久歯がはえ、歯並びが悪くなってしまいます。
☆乳歯は虫歯になりやすいため、毎日の適切な歯みがきがとても重要です!
もし虫歯になってしまったら早めに歯科医院で治療しましょう。
低年齢のお子さんほど、虫歯になる前に歯科医院で虫歯予防を指導してもらう事も有効です。
≪歯の喪失≫
虫歯や歯周病で歯を失ったままにしておくと、前後の歯がずれてしまい、歯並びが悪くなります。
また、歯が無い部分とかみ合う側の歯が伸びて来ることがあり、かみ合わせが悪くなります。
☆歯を失った場合、放置をせずに早めに治療をすることが大切です。
≪遺伝≫
歯の形やあごの大きさ、形などは遺伝の影響も大きくなります。
☆親の歯並びやかみ合わせが悪い場合、乳歯から永久歯に代わる時期に矯正歯科に相談して、悪くならない様に予防する事が重要です。
歯並びが悪くなる原因が普段の生活習慣にある場合には、その生活習慣を改めることで歯並びも少しずつ改善していきます。
舌で歯を押す癖や指しゃぶり、姿勢の癖などを意識的に改めて、歯並びの悪化を防ぎましょう。
ただ、遺伝が原因の歯並びの悪さについては、生活習慣ではなかなか改善できません。
歯並びの悪化が気になるときには歯科医師に相談し、矯正等の治療を検討してください。
当院でも矯正歯科の治療を行っております。
気になる方は、ぜひ一度ご相談においで下さい!
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