皆さんこんにちは！
歯科衛生士辻です。ムシムシと暑い日が続いていますね。
これから暑い夏が来る！ 暑い日には飲み物がおいしい！ そんな季節に、コーラやサイダーなど炭酸飲料を安全に飲む方法についてご紹介します。
暑い夏の日、クーラーをかけた部屋でキンキンに冷えた炭酸飲料を飲みながらゆっくりTVをみる。
ウトウトしてそのまま寝てしまったり・・・。良くないなぁと思いながらもやってしまったことがある方もいらしゃるのではないでしょうか？
学校のない夏休みに、お子様がついついやってしまいがちな行動なのですが、そのように長時間にわたって炭酸飲料を飲むことで、お口の中はむし歯になりやすい状態になってしまっています！
お口の中はもともと唾液によって中性に保たれているのですが、炭酸飲料のように酸性度が強いものを摂取すると環境が酸性に傾き、歯が溶けやすくなります。
わたしたちの言葉では、虫歯などによって歯が溶けることを『脱灰』といいます。
脱灰とは、歯を構成する成分であるカルシウムやリンが歯の表面から抜け出ていき、歯がもろくなったり穴があいてしまう状態です。
虫歯で穴が開く一歩手前。
脱灰が起こると、歯の表面に触ってもひっかいても取り除けないチョークで塗ったような白い模様が現れます。
炭酸飲料が歯を溶かし、むし歯の原因になってしまうこともあるのですね。
でも、お子様だけでなく、多くの方が炭酸飲料はお好きですよね。私も大好きです！
飲み方に気をつけていただければ飲んでも大丈夫！ 以下の3つ！
・時間を決めて飲む
・ダラダラ飲みをやめる
・飲んだ後はうがいや歯みがきをする
時間を決めて飲むようにすれば唾液によって十分な中和がなされて、お口の中は中性に戻ります。
飲んだ後に歯みがきをすればさらに良し！ 歯みがきができない時は、お水やお茶を飲む、あるいは水でうがいをするだけでもお口の中の状態は大きく変わります。
炭酸飲料はむし歯になるから飲んじゃダメ！ ではなく、飲み方と、飲んだあとをちょっと工夫して楽しんでいただければと思います！
暑いですが、美味い飲み物で心と体を癒して、楽しく夏を過ごしましょう(#^.^#)
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