こんにちは! 院長の佐藤です。
今日は2022年6月28日ですが、もう昨日、梅雨が明けたそうです。早いですね~!
そして先日から35度超の猛暑。東京で6月に猛暑日が3日連続するのは史上初めてとか。
私は暑がりですので、毎日が厳しいです。。。
以前、保険適応で白い歯に出来る治療(CADCAM・キャドキャム)のお話をしましたが、
関連する治療をご紹介したいと思います。
歯を失ったときの治療方法について。
【保険適応のブリッジ治療】
ブリッジは歯を失った際の治療方法です。
失った歯の両側の歯を土台にして、被せ物をします。
歯にしっかりと接着しますので、入れ歯のように毎日取り外して洗う必要がありません。
前歯から糸切り歯(犬歯)までは白い素材、それより奥の歯には銀色の素材を使うことになります。
下あごの奥歯は、前歯に比べると目立ちにくいですが、笑った際やお食事のときにお口を大きく開けると見えてしまうことも。気になる場合もあると思います。
【高強度硬質レジンブリッジ】
2018年4月から「高強度硬質レジンブリッジ」が保険適用になりました。
素材はプラスチックで、内部に補強としてグラスファイバーが入っています。
通常は白い素材を使うと自費治療になってしまいますが、保険適応で白い素材を使った、奥の歯のブリッジ治療を行うことが出来ます。
ただ、残念なことに保険適用条件が厳しくなっています。
《メリット》
・見た目が白くできる
・保険対応可能で、安価に利用できる
・金属を使わないので金属アレルギーでも大丈夫
《デメリット》
・銀歯よりも歯を削る量が多い
・金属やセラミックに比べると強度が弱く、咬み合わせの力が強いと割れることがある
・劣化し、変色することがある
・条件が厳しく、適応することが難しい。
適応条件は以下の通りです。
1. 第二小臼歯(前から5番目の歯)がない場合
2. 前後の歯でしっかり支えられる
3. 原則、前後の歯(支えになる歯)の神経がない
4. 第二大臼歯(前から7番目の歯)が上下左右4本そろっている
*金属アレルギーの場合は条件緩和あり。
要するに、前から5番目の歯がない場合のみで、両隣の歯と、一番奥の歯が4本全部残っていなければなりません。
こうしてみると、かなりピンポイントですね。
前から5番目の歯は大人の歯がなく、乳歯のままで歯の寿命が短い方が多いので、そのあたりも考慮されているのかもしれません。
プラスチックなので、セラミックや金属の歯に比べると強度が低く、早めに劣化する場合もあります。
保険適用でも、材料代も技工代も高いので、歯科医院にとってはメリットはあまり高くありません。
それでも、やはり一番大事なのは患者のみなさまにとって最適な治療です。
適用が難しい面もありますが、保険適応で白い歯のブリッジ治療ができれば、メリットは大きいと思います。
当医院ではみなさまのご希望に沿って、高強度硬質レジンブリッジの治療もご案内いたします。
不安や疑問などありましたら、何でもご質問ください。
それでは、みなさまのご来院をお待ちしております!
8月下旬に突然上の歯の被せ物が外れて、治療を始めました。土台の歯が僅かしか残っておらず、本日、その歯を抜歯しました。今後、その両側の歯と合わせて保険診療でブリッジの治療をするつもりです。
そこで、通っている武蔵小金井の歯科の担当医の方のことは大変信頼していますが、保険治療では銀歯しか無いとのことで、そのことで少し迷っています。
保険治療でも白い見た目に寄せる治療は可能ですか?
長瀬様
お問い合わせありがとうございます。ブリッジの場合は部位によってはすべて白いものでできないです。
よろしくお願いいたします。
さとう歯科クリニック