こんにちは、院長の佐藤です。
街中を歩いてみると、コロナ以前くらい、人の姿を多く見かけるようになりました。
飲食店も活気が戻ってきているようで、良い傾向だと思います!
ただ、金曜日の夜など、酔っぱらっている人も増えてきたでしょうか?
先日、居酒屋さんで騒いでいる男性がいて、大声が外まで聞こえました。
久々にお店で楽しんで、羽目を外したい気持ちも分かります。
でも、他人様の迷惑にはならないようにしたいですね。
さて今回は、歯科治療費値上がりのお話です(残念です)。
今年、令和4年7月に価格改訂が行われ、歯科治療の値段が上がってしまいます。
実は4月の改定でも値上がりし、5月にも緊急改定されたばかりなのですが、さらに値上がりとなりました。
問題となっているのは、ロシアが主な産地の、パラジウムという金属です。携帯電話や自動車のエンジンの触媒に使われています。
歯科治療では、主に銀歯として使われています。
パラジウムは数年前から需要が増し、値段が大きく上がり、歯科治療にも影響が出ていました。
今年始まったロシアのウクライナ侵攻で、さらに急激に高騰しています。
厚生労働省は7月に約9%、歯科治療価格を引き上げることを発表しました。侵攻前に比べると約26%の値上げとなります。ものすごい値上がりですね!
銀歯に使われる金属は金パラと呼ばれます。
金、銀、銅、パラジウム等が含まれています。
銀歯は見た目の印象こそ良くはありませんが、耐久性に優れ、日本の標準的な歯科治療方法です。
歯科治療ではこの金属を使用し、高度な精密鋳造技術の手作業で、患者様お一人お一人に合わせた、オーダー製作をしています。
保険治療でセラミックをプラスチック(レジン)の中に混ぜ合わせた材料(CAD/CAM)を使う治療方法も出来るようにはなりましたが、まだその範囲は限られています。
歯科医院にとっては、本当に頭の痛い問題で。。。
パラジウムは銀歯だけではなく、ブリッジなどいろんな治療に使われています。
無くてはならない材料なだけに、治療すればするほど赤字になるという現象が起きてしまいます。
それだけに、今回の価格改定は仕方がないかなぁ、と思います。
今後の価格がどうなるかはわかりませんが、当面、価格は高止まりか値上がり傾向かもしれません。
歯科の治療も、早めに行った方が良いかもしれませんね。
不安や疑問などありましたら、何でもご質問ください。
それでは、みなさまのご来院をお待ちしております!
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