こんにちは！ 歯科衛生士の佐藤です。
みなさまもキシリトールという単語を、聞いたことがあると思います。
砂糖の代わりになる甘味料で、歯に良いとか、虫歯予防になると言われています。
それは本当なのか？ 人工的なもので、取りすぎると身体によくないのでは？ と不安に感じることもあるかもしれません。
今回はそんな、知っているようで知らない、キシリトールについて、ご説明していきたいと思います！
【キシリトール】
甘味料の一種で、自然界にも多く存在しています。野菜や果物にも含まれています。
私たちの肝臓でも、キシリトールは毎日作られています。
人工的に作られるキシリトールは白樺や樫の木から抽出された原料を使用しており、天然のものと全く変わりません。
砂糖と同じくらいの甘さがあります。
≪キシリトールのメリット≫
・虫歯のもとにならない
虫歯菌は砂糖などの糖分を分解して酸を作り、虫歯になります。
キシリトールは虫歯菌に出会っても分解されることがなく、虫歯のもとになりません。
・虫歯の発生を抑える
キシリトールは虫歯菌に取り込まれますが分解できず排出されます。また再度取り込まれて排出されるということを繰り返すため、虫歯菌が悪さを出来ません。歯垢が付きにくくなり、虫歯の発生を抑えます。
・歯の修復に役立つ
キシリトールの甘さで唾液が出てくるので、歯の修復（再石灰化）にも効果があります。
また、カルシウムにも作用し、こちらも歯の修復に役立ちます。
≪キシリトールのデメリット≫
・取りすぎるとお腹がゆるくなることがあります。
・キシリトール配合のお菓子でも、砂糖が入っているもの、濃度が低いものは効果が期待できません。
【おすすめのキシリトール利用方法】
キシリトールが長く口の中にある、ガムかタブレットを利用しましょう。口の中からすぐになくなってしまう食品は効果がありません。
また、砂糖が含まれず、出来るだけキシリトールが高濃度であることが必要です。
食品の表示を確認し、砂糖が入っていないこと、糖質のキシリトールの割合が50％以上の物を選んでください。
一日3回、3ヵ月以上利用を続けると効果的です。
【歯磨きはしなくても良い？】
虫歯予防に効果のあるキシリトールですが、残念ながら歯みがきの代わりにはなりません！
しっかり毎日の歯みがきを続けながら同時に利用することで、さらなる虫歯予防の効果が期待できます。
【おすすめのキシリトール食品】
ロッテ キシリトールタブレット
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歯医者さんが作ったチョコレート
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歯医者さんが作ったデンタルグミ
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リラックマ キシリトールグミ
上記の商品は窓口でも販売中です！ (^o^)
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いかがでしたでしょうか？
キシリトールは歯科治療先進国のフィンランドでも、国が摂取推進している食品です。
世界でも虫歯予防効果が認められており、身体への悪影響もありませんので、安心してご利用いただけます。
その他、スクロースより吸収速度がゆるやかで、血糖値の急上昇を引き起こさないため、糖尿病の方も安心して召し上がれます。
骨密度の改善につながるという研究もあり、骨粗しょう症の治療に役立つ可能性もあります。
キシリトールは歯みがき、定期的な歯の検診と一緒に利用すると虫歯予防にとても効果的です。
ぜひご活用ください！
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